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CSS ''ミズーリ'' (Missouri)は南北戦争中のアメリカ連合国海軍(南部海軍)の外輪装甲艦で、ミシシッピ川支流のレッド川で活動した。しかし、レッド川の水位の不足から、戦争のほとんどの期間ルイジアナ州シュリーブポート付近に留まっていた。1865年6月にアメリカ合衆国海軍(北部海軍)に降伏、11月には売却された。 ==概要== ミズーリは全長、全幅、喫水であった。砲郭部の長さはと、ほぼ艦の全長におよんでいた。直径の外輪の下部は装甲されていたが、上部は砲郭の上に突き出ており無装甲であった〔Official Records, pp. 241–42〕。艦尾の外輪は、蒸気船グランド・エラ〔Silverstone, p. 153〕から取り外した蒸気機関2基で駆動され、エンジンに高圧蒸気を供給するために4基のボイラーが使用されたが、煙突は1本にまとめられていた〔Still, p. 148〕。艦の最高速度は〔であった。 ミズーリの装甲板は鉄道用のT型レール(平底レール)を交互に上下を逆にして並べたもので、厚の松材に打ち付けられていたが、それぞれの間には隙間があり、完全に一体化した装甲とまではいえなかった。砲郭の側面は、装甲レールは斜めに取り付けられていたが、前後部分では垂直に取り付けられていた。装甲は水上だけでなく、水中にまで及んでいた。砲郭は約30度傾斜していた。艦前後の甲板もレールで装甲されていた。砲郭前方には操舵室があり、砲郭上面から約突き出ていた〔Official Records, p. 241〕。船体は生材で作られており、浸水を防ぐために木綿でコーキングされていた。舵は3枚あったが、艦尾外輪のために操艦は難しかった〔Still, pp. 148–49〕。 砲郭には、艦首に2箇所、舷側に3箇所ずつ、合計8箇所の砲門があったが、艦載砲は3門であった。11インチダールグレン滑腔砲が右舷前部に取り付けられていた。この砲は艦首右側または右舷前方の砲門を使用して砲撃を行うことが出来た〔Official Records, p. 242〕。11インチ砲の重量は約で、重量の砲弾を、仰角15度で飛ばすことが出来た〔Olmsted, et al., p. 90〕。旧式の32ポンド要塞砲が、左舷前方に取り付けられた。南北戦争前に製造された32ポンド砲の種類は多く、制式に要塞砲とされた32ポンド砲はないため、この砲の性能は不明である〔Olmsted, et al., pp. 7–59〕。3門目は9インチダールグレン砲で、旋回式の砲架に載せられており、後部舷側の4箇所の砲門を使用できた。9インチ砲の重量は約で、 の砲弾を仰角15度で飛ばせた〔Olmsted, et al., p. 87〕。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「ミズーリ (装甲艦)」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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